美容室の内装工事をしたい!業者の選び方

内装工事業者を選ぶにあたって、美容室を専門に取り扱う施工会社を選ぶのがおすすめです。業態に詳しく、施工技術や知識に優れた業者を選べば打ち合わせ・やり取りもスムーズです。

独立して開業すると思い立ったからには、新しい店舗でオープンしたいと考えている方は多いことでしょう。しかしいざ内装工事の業者を探してみると非常に数が多く、得意とするスタイル・形態も多種多様であるためどこに頼めば良いか悩んでしまう方も少なくありません。ここでは美容室の内装工事の施工業者を選ぶ上で、押さえておきたいポイント・基準について解説します。

美容室の内装工事をメインとする業者に頼むメリット

美容室

ひとくちに内装業者と言っても、全ての業種に対応している訳ではなく得意・苦手とする分野があるのが一般的です。もちろん手広くさまざまな業態に対応している業者もありますが、美容室の内装工事を依頼するのであれば特定の業界に特化しているところに頼んだ方が良い結果に繋がりやすくなります。美容室の施工実績が多いということは、業界のノウハウや特徴にも自然と明るくなります。間取りや設備などの提案も的確で、依頼主が気付いてなかったポイントを指摘してくれたり、良い仕事を期待できるためおすすめです。

いくら見た目が良い仕上がりになっても、カットと洗髪の際の動線が悪かったり機器を使う際に面倒な間取りであったりといった問題を、業界に詳しい内装工事会社に依頼することで未然に防げるという訳です。他にも、設計や工事のための打ち合わせ・やり取りがスムーズになるといった利点もあります。開業の準備をする中で打ち合わせも行うというケースは多く、多忙な時期に手間や時間が取られずこちらの意思・希望が伝わりやすいのは魅力的です。

内装工事をDIYではなく業者に発注する利点

近年では内装工事を業者に頼まず、オーナー自身が施工するケースも増えています。その一方で従来のように、高い費用を捻出して業者に依頼する方も当然ながら多いです。その一番のメリットとして挙げられるのが、工事・出来映えのクオリティの高さです。美容師が長年の研鑽をかけたことで素人には出せないクオリティを保持しているように、施工業者も同じく長らく培って来た技術・知識により高いクオリティを誇ります。仕上がりもさることながら、その経験値によりイレギュラーなシチュエーションにも柔軟に対応してくれることでしょう。内装にこだわりたい方は特に、内装工事業者に依頼することで大きな価値が得られます。

単純に、工事のための時間・手間が奪われないという点も大きいです。開店準備期間中の経営者には、やるべき業務・作業が山程あります。売上を伸ばすための集客方法を練ったり、経営の計画を考案したりと工事に付きっきりになるのは困難です。工事業者に依頼すれば、施工までは打ち合わせを行う必要があるものの工事の期間中は再び仕事に集中できます。慣れない資材の発注や作業の試行錯誤、不確定要素の発生などを未然に防げるのは大きな利点です。

相場額を知って妥当な金額の業者を選ぼう

内装工事に限らず、買い物や売却の際は相場を知ることから始めなければなりません。依頼する業者であったり、販売する会社であったりといずれにしても相場額より極端に高い場合は論外で、極端に安い場合も危険だからです。高ければ高いなりの理由があるはずで、それが求めるものとマッチしていなければ単なるお金の無駄になってしまいます。一方で明らかに相場よりも安すぎる場合、欠陥・トラブルに見舞われるケースがほとんどです。美容室の内装工事の場合、極端に安すぎればオープンしてから水漏れや漏電といったトラブルが待ち受けている場合も少なくありません。

反対に高すぎる場合、自身の美容室のコンセプトには不要な備品・工事が含まれている可能性があるため注意が必要です。美容室の新設の内装工事に関しては、1坪あたりおよそ20?40万円となっています。施工会社のホームページを見ると施工事例だけでなく、単価や作業内訳まで丁寧に記載されている場合もあります。こういった誠意のある会社を選ぶことが、失敗を回避するコツです。加えて気になった業者があるなら、直接問い合わせて確認すると良いです。

十分な施工実績があるかどうかを確認する

美容室

依頼先の業者を探す上で、施工実績の確認も外せません。こちらは住宅の施工業者にも共通しているポイントであり、自身が求めているものと合致するかどうかが鍵となるからです。内装業者とひとくちに言っても得手・不得手があり、飲食業には強いけれどオフィス関係はあまり得意としていない、といったようにそれぞれ特色があります。単に店舗のデザイン・施工をするだけでなく、シャンプーやボイラーといった業界特有の機器も手掛けなければなりません。慣れていない、実績が十分でない業者にあたるとオープン後に思わぬトラブルが発生する可能性があるため注意が必要です。

加えて業界の定番、トレンドに関して熟知している傾向にある点も実績が豊富な業者を選ぶべき理由の1つです。照明や動線は、顧客・スタッフの動きやすさや見栄えの傾向がきちんとあります。理にかなった間取り、照明プランを提案してくれるのは強みです。業界のトレンドに明るい業者であれば、SNSを通しての集客に関しても有利に働きます。打ち合わせもスムーズで、なおかつ提案も的確であるのは重要です。

複数の店舗を経営しているオーナーが依頼する業者を探そう

近くのエリアや遠隔地に複数の店舗を経営しているオーナーが、同じ業者に依頼しているのであればそこの工務店・企業は良い可能性があります。いわゆるリピーターと呼ばれるものであり、再度依頼しているのは何かしら良い点があるからです。デザインや予算を加味した上で、しっかりと依頼主に寄り添ってくれる企業を選ぶのは大事です。そんな中でオーナーの要望を汲み取ってもらえるのはもちろん、専門家ならではの鋭い目線で指摘しつつ良い提案を行う業者の方が信頼できます。

デザインや予算、工事の出来映えなどどれか1つだけ良ければいいのではなく全てのバランスが取れていないと良いお店は作れないです。オーナーの希望・理想とするイメージに近づけて、予算との兼ね合いをとりつつプランを提案してくれる業者を探しましょう。そういった業者を探す際に目安となるのが、リピーターが多い業者という訳です。ホームページなどで施工実績を公開していて、なおかつ複数の店舗を任されているのであればオーナーからの信頼度が高い企業の可能性があると言えます。

業者を見つける手段の候補について

美容室の内装工事業者を探す上で、多くの方がインターネットを活用されることでしょう。ここでは工事業者を、インターネットで探す際のポイントについて見ていきます。まず候補に挙がるのが、見積もり比較を実施してくれるサイトです。近年では内装工事に留まらず、色んな業界・作業においての一括見積もり・比較サイトが存在しています。こういったサイトでは費用や作業内容、口コミや期間などさまざまな情報を確認および比較が可能です。内装工事に関しては店舗の業種やその規模、地域や予算など必要情報を入力フォームに記載することで理想に近い業者を紹介してくれます。

工務店や施工会社のWebサイトも、業者探しの有用な手段の1つです。施工業者に限らず、会社・店舗や団体などほとんどの事業者がホームページを持っています。サイト内には施工実績や過去の事例、内訳や料金などさまざまな情報が掲載されているためくまなくチェックしましょう。特に事例に関しては、その会社が出来ることや得意なテイストを如実に表しているためかなり参考になります。

まとめ

美容室

大切な資金を注ぎ込むからには、理想の店舗・内装にするべく良い業者を選ぶべきです。施工会社は非常に多いですが、価格やスピードだけに絞るのではなく美容室を専門としているなど内容にもしっかりと目を向けましょう。知識と技術、実績が豊富にある内装工事業者をチョイスするのがおすすめです。理にかなった動線や照明プラン、業界のトレンドを反映したデザインなど多くのメリットをもたらしてくれる可能性があります。